2013年2月14日木曜日

【耐放射線環境ゴム】

【耐放射線環境ゴム】

超高濃度放射線レベルでの使用が可能なゴムです。
  早川ゴム㈱製品  『Oリング』『シート』『フレコンパック』


放射線環境におけるゴム材料の耐久性を向上することにより、 

●超高濃度放射線レベルでの使用が可能

●部品交換頻度・作業被ばく量の低減

●設備機器の信頼性向上

●豊富なラインナップ(シート・パッキン・シール材等)

 





【用 途】

 原子力施設、核燃料再処理関連施設、放射性廃棄物処理施設、加速器、先端医療、放射線照射施設、原子力関連輸送車、建設機械の遮蔽材


■100シリーズ

 コンクリート構造物を地震・不等沈下による破損から守る可とうジョイント止水材のゴム材料として、「大強度陽子加速器研究施設」に全面納入しています。

■300シリーズ

 300シリーズは汎用グレードです。冷却配管接合部のパッキン類やOリング類など、金属製シール材の使用が困難な放射線環境下の材料として適しています。

■500シリーズ

 500シリーズは真空系への放出ガス特性に優れたゴム材料です。J-PARC内ニュートリノビームラインのOリングとして採用されています。

  ※1MGy照射したOリングを実機に取付け、10-6Paの真空状態で試験試験したところ問題なく使用できることが確認されています。

■700シリーズ

700シリーズは不定型弾性シール材です。2液室温硬化型で流動性があり、作業性が良好です。

 ※ケーブル、配管貫通部分の気密処理や止水処理として最適です。硬化したゴムは一般ゴム製品より軟らかいので、接触側への負担が小さくシール性が保たれます。

■900シリーズ

 900シリーズは、耐熱用途に使用する材料として準備しています。従来、耐放射線性に問題がありながら使用されているフッ素系ゴム、シリコーン系ゴムの代替としてEPDM系(362NA)、特殊合成ゴム系(1111A)の材料開発を継続して行っています。
 
 

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